エンジニアのキャリアについて
エンジニアのキャリアに対する考え方や、成長を支援する制度、メンバーのキャリア例を紹介します。
目次
どんな場所でも通用する力を
育めるように
ヌーラボでは、エンジニアが「どう成長したいか」「どのような未来を描くか」を大切にしています。自身のキャリアやスキルの方向性を明確にすることが、成長の原動力になると考えているからです。 そのため、技術や専門性を深める道、チームを率いてリーダーシップを発揮する道など、それぞれの強みを生かせる選択肢を用意しています。
エンジニアのキャリアパスは、スタッフ、マネジメント、エキスパート、オフィサーの4つの方向性に分かれています。
職位 | 求められる役割 |
---|---|
スタッフ | ・上司やチームメンバーのサポートを受けながら業務を遂行する ・等級が上がるにつれて、その度合いや頻度は少なくなり、個別の強みを発揮する |
マネジメント | ・専門分野・担当を持ちながらも、チームやプロジェクトの推進、メンバーのマネジメントを担うことで業務推進に貢献する ・マネジメント業務を中心に担う |
エキスパート | ・専門分野に特化し、その領域のプロフェッショナルとして技術力やスキルを発揮する ・プロジェクトを推進する場面では、専門分野の知識や技術力を生かし大きく貢献する |
オフィサー | ・経営幹部として所属部門やチームを統括し、その業績向上や目標達成のための裁量や責任を担う ・会社全体の業績にコミットする |
メンバーのキャリアパス
ヌーラボでは、メンバーが自身の強みや志向に応じて多様なキャリアを築いています。ここからはメンバーのキャリアパスを紹介します。
技術を極め、プロダクトを支えるスペシャリスト

- 2015年:ソフトウェアエンジニアとして入社。Nulab Appsの開発に携わる。
- 2017年:Backlogの開発チームに異動。後にBacklogのSRE(Site Reliability Engineering)の役割も担う。
- 2021年:Backlogの開発チームにて、Gitホスティング機能やファイル共有領域の開発・運用をリードし、技術的な意思決定に携わっている。
【メンバーの声】
アプリケーション開発からインフラ運用まで幅広く携わる中で、特にGoやAWSを活用した開発の知見を深めてきました。現在は、Gitホスティング機能やファイル共有領域の開発をメインに、技術的な意思決定にも関わっています。
大規模なプロダクトだからこそ難易度の高い技術課題もありますが、長期的に持続可能な仕組みをつくることにやりがいを感じています。周りにも開発を楽しんでいる仲間たちが多く、個人開発の取り組みを共有する機会もあります。刺激のある環境で専門性を突き詰めていけることが面白いです。
技術とチームを導くプレイングマネージャー

- 2021年:ヌーラボに中途入社し、BacklogのSREを担当。その後TypetalkのSREへ異動。
- 2023年:CacooのSREとして、システムの信頼性向上や運用の自動化に取り組む。
- 2024年:プロダクトSRE課のマネージャーに就任し、チームの横断的な連携強化を推進。
【メンバーの声】
Backlog、Typetalk、Cacooと、複数のプロダクトでSREを担当してきました。それぞれに異なる課題や運用の進め方がありましたが、共通する部分も多く、横のつながりを強化すればより良い運用ができると肌で感じてきました。
今はマネージャーとして、各プロダクトのSREチームをつなぎ、知見を共有しながら組織全体のレベルアップを図りたいと思っています。これまで複数のプロダクトを経験してきたことを生かし、バラバラだったノウハウを集約し、無駄な工数を減らしたり、よりスムーズに課題を解決できたりする環境をつくっていきたいです。

- 2009年:ヌーラボ東京支社にエンジニアとして中途で入社。
- 2013年:自社プロダクトTypetalkの立ち上げに携わり、プロダクトの設計や開発を担当。
- 2014年:Typetalkのプロダクトオーナーを担う。
- 2018年:Typetalkのプロダクトマネージャーに転向。
- 2024年:Backlogのプロダクトマネージャーを担当。
【メンバーの声】
Typetalkの立ち上げでは、コードを書くところからプロダクトを0→1で形にすることに注力してきました。その後、プロダクトマネージャーに転向し、サービスの撤退などを経て、『なぜ作るのか』や『誰に届けるべきか』といった視点を意識するようになったのは大きな学びです。
現在はBacklogのプロダクトマネジメントを担い、多職種のメンバーと連携しながら、技術だけでなくユーザーの課題をどう解決するかを考える視点が求められています。こうした視座の広がりが、現在の業務にも生きていると感じています。
異職種からのジョブチェンジで広がるキャリア

- 2014年:ヌーラボにテクニカルサポートとして中途入社。ユーザーサポートを担当。
- 2015年:社内プロダクトの開発に関わり始める。
- 2018年:チームメンバーの増加に伴いマネジメント業務を兼任。
- 2022年:ソフトウェアエンジニアとして、サービス開発部 Backlog課へ転向。
【メンバーの声】
入社当初はエンジニアとしてのスキルがほとんどなく、ユーザーサポート業務を担当していました。その中で、社内プロダクトの開発に少しずつ携わるようになり、開発スキルを身につけていきました。開発に挑戦したいという思いを持ちながら業務に取り組む中で、上司やチームがその意向を汲み取り、支援してくれる環境がヌーラボにはあると感じています。
また、ユーザーサポートの業務で得た「ユーザーのニーズを考える力」や「課題を具体的に理解する視点」は、現在の開発業務でも大きく役立っています。
成長を支援する取り組み
勉強会
各チームや部門では週1回の勉強会を開催しています。技術的な知見の共有だけでなく、エンジニアから積極的に機能や仕様についての提案が行われるのが特徴です。勉強会での議論から生まれたアイデアが、代表者を通じて経営層に提言され、プロダクトの改善につながることもあります。
イベント補助
ヌーラボでは、エンジニアが積極的に社外のコミュニティとつながり、学びを深めてほしいと考えています。そのため、テクノロジーやエンジニアリングに関するコミュニティ活動を積極的に支援しています。イベントの主催・共催はもちろん、外部イベントでの登壇についても業務として認定し、出張費用なども含めてサポートを行っています。
カンファレンス手当
メンバーが知見を広げ、最新の技術動向をキャッチアップできるよう、カンファレンスや勉強会、セミナー、オンライン学習コンテンツなどの受講を支援しています。1回につき上限2万円まで補助を受けることができます。
語学学習補助
英語・日本語の学習補助を行っています。入社2年以内のメンバーは月額最大2万円まで、3年目以降は月額最大1万円まで補助を受けることができます。補助対象は英会話教室の受講料や、語学学習用の書籍・問題集、DVD、資格試験の受験料など、幅広く利用できます。
書籍購入補助手当
業務に関連する書籍を、月1冊2万円を上限に購入できます。技術書や専門書を通じた継続的な学習をサポートしています。