RevOps部
RevOps部の役割や業務内容、経験できることなどを紹介します。
目次
RevOps部の役割
データ・プロセス・テクノロジーを活用し、収益成長を支援することが主な役割です。マーケティング・セールス・カスタマーサクセスをはじめ、経営メンバーやサービス開発部門と密に連携しながら、ビジネスの成長とサービスの価値向上を推進しています。
この部門は、データインテグレーション課とグロースサポート課で構成され、それぞれの専門性を生かしながら、データの活用やオペレーションの改善に取り組んでいます。
今後の展望
RevOps部では、データを活用した意思決定の支援や業務プロセスの最適化を通じて、ヌーラボの収益成長を後押ししています。今後は、より高度なデータ活用とオペレーションの効率化を進め、レベニュー組織全体のパフォーマンス向上に貢献していきます。
そのために、まず注力したいのがデータウェアハウス(Snowflake, Amazon Athena)やBIツール(Tableau, QuickSight)を活用し、社内のデータ分析基盤を強化することです。これにより、マーケティング・セールス・カスタマーサクセスの各領域において、データを基にした戦略・施策立案のサポートなどを行い、効果的なアクションにつなげていきます。
また、CRM/MAツール(Salesforce)の活用も進めていきます。セールス・マーケティング・カスタマーサクセスのオペレーションを効率化することで、部門間の連携を強化し、一貫したデータドリブンなアプローチでユーザーの成功を支援する仕組みを構築していきます。
関わるプロダクト
Backlog
タスクを可視化し、チームのコミュニケーションの促進を目的としたプロジェクト・タスク管理ツールです。シンプルな操作性と親しみやすいデザインで、開発者だけでなく、デザイナー、マーケターなど、チームで働くすべての人が使えるのが特徴です。その使いやすさから多くの企業に選ばれています。
Backlogのユーザーコミュニティ「JBUG」では、全国各地で定期的にミートアップを開催し、ユーザー同士でプロジェクト管理のノウハウを共有しています。

Cacoo
誰でも簡単に使える、クラウドベースのビジュアルコラボレーションツールです。チームやプロジェクト関係者のアイデアや作業進捗を、すべてオンラインで簡単に共有し、一元管理できます。フローチャート、ワイヤーフレーム、AWS構成図、組織図など、豊富なテンプレートと機能を備えており、スムーズなコミュニケーションを支援します。

Nulab Pass
ヌーラボの各サービスを利用する際に、組織のセキュリティとガバナンスを強化するオプションサービスです。管理対象アカウントによる統合的なアカウント管理、SAML認証によるシングルサインオン、SCIM APIによるユーザープロビジョニング、組織メンバーの操作を記録する監査ログ機能を提供します。

部門トップメッセージ

RevOps部は、データエンジニアリング・業務のデジタル化、マーケティング・セールス、会計・販売管理など、多彩なスキルを持つメンバーが集まるチームです。今後は、業務知識とデータの力を組み合わせ、ヌーラボの収益成長をさらに加速させることがミッションとなります。
このミッションを実現するために、私たちはマーケティングやセールス部門をはじめ、サービス開発部門や管理部門など、多くのチームと密に連携しながら業務を進めています。ヌーラボは部門間の垣根が低く、協力しやすい環境が整っているのが特徴です。それぞれの専門スキルを生かしながら、多様な職種のメンバーと協力し、ビジネスの成長に貢献したい方をお待ちしています。
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組織体制と業務内容
RevOps部は、データの管理・活用を担う「データインテグレーション課」と、収益プロセスの最適化を担う「グロースサポート課」に分かれています。

データインテグレーション課
ヌーラボのデータ基盤の開発・保守・運用とデータ活用を推進するチームです。ユーザーの契約状況や売上データ、サービスの利用状況などのデータを統合・分析し、社内の意思決定を支援しています。これらのデータは、マーケティング施策の立案や営業戦略の策定、サービス改善などに活用され、事業成長において重要な役割を果たしています。
データ基盤の開発・保守・運用
- Snowflake, Amazon Athenaによるデータ基盤の開発・保守・運用
- Tableau、Amazon QuickSightによるデータ可視化
- データ活用推進のためのコンテンツ作成
他部門との連携
業務の中では、他部門と連携をとる機会が多くあります。その一部を紹介します。
ビジネスグロース部
マーケティング、セールス、カスタマーサクセス、コミュニティマーケティングに必要なデータの収集および、各種施策の仮説検証。
経営企画部
事業計画や売上予測に必要なデータの分析・提供。
サービス開発部
新機能開発やサービスの改善に必要なデータの提供。
コーポレート
人事労務や法務・総務に必要なデータの抽出および業務の改善。
カスタマーコミュニケーション部
カスタマーサポートやウェブサイトの改善に必要なデータの提供。
グロースサポート課
CRM/MAツールの構築・管理・運用を通じて、収益プロセスの最適化を担っています。契約情報、売上データなどの分析を行い、売上を伸ばすためのヒントや改善点をデータから導き出します。
また、自社サービスの利用料金の請求やユーザーからの支払いを適切に管理する役割も担っています。
RevOps部で経験できること
データを活用し、サービスとユーザーの成長を支援できる
RevOps部では、単に社内の業務を効率化するだけでなく、データを活用してサービスの成長やユーザーの成功を支援する役割も担います。ユーザーの利用データを分析し、より良いサービス体験を提供するための施策を立案します。マーケティングやセールス、カスタマーサクセスと連携しながら、ユーザーにとって最適なアプローチを考え、サービスの価値向上に貢献できます。
部門の垣根を越え、組織全体の最適化に携われる
RevOps部は、マーケティング・セールス・カスタマーサクセスだけでなく、サービス開発部門や経営企画とも連携しながら、組織全体の成長を支えることが求められます。データインテグレーション課とグロースサポート課が連携し、データを基にした施策立案や業務改善を進めることで、全社的なオペレーションの最適化に貢献できます。職種やチームの垣根を越えて課題解決に取り組めるのは、ヌーラボのRevOpsならではの経験です。
ボトムアップの文化の中で、データを活用した挑戦ができる
誰もが主体的に意見を発信し、課題解決に向けた提案ができる環境があります。データドリブンな意思決定を促進するために、データ活用の仕組みを整えたり、業務フローを改善したりする機会も豊富です。自らのアイデアを形にしながら、データを活用した新たな価値を生み出せることが、この環境の大きな魅力です。
働く環境
オンボーディング
入社された方がいち早く最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、全社的なオンボーディングプログラムに加え、部門ならではのサポートを行っています。
Backlogでの情報共有
BacklogのWikiを定期的に更新し、業務に関する情報をまとめています。ノウハウを習得しやすい環境を整えています。
小規模プロジェクトの担当
一定期間、小規模なプロジェクトを担当しながら業務を進めていきます。メンターによるサポートやペアワークを合わせて行い、業務内容の理解を深め、スキルを習得します。
定期的なフィードバック
ふりかえり会を定期的に実施し、業務の進捗や課題を振り返りながらフィードバックを行います。
知識習得のための読書会
業務に関連する知識を深めるため、読書会を開催し、学びを共有する場を設けています。
評価制度
評価は、「目標評価(成果評価)」と「コンピテンシー評価(能力評価)および姿勢・態度評価」の2つの軸で行っています。目標評価は半期ごとに設定する個人目標の達成度を評価します。コンピテンシー評価は、職務における能力発揮度を評価し、昇給や昇格の判断材料としています。
キャリアパス
RevOps部には、人事制度に基づき、スタッフ、マネジメント、エキスパート、オフィサーといったキャリアパスがあります。専門スキルを磨く道や、チームをリードするマネジメントの道など、自身の志向やスキルに応じたキャリアを築くことができます。
スタッフ | 職種に求められる基本的な知識・スキルを生かしながら業務を遂行し、経験を積み重ねるポジションです。 |
マネージャー | 自身の専門分野・担当を持ちながら、部門やチームを率い、プロジェクトの管理・推進やチームメンバーの成長支援を担います。 |
エキスパート | 特定分野の専門性を深めながら、その分野のプロフェッショナルとしてパフォーマンスを発揮し、チームに貢献します。 |
オフィサー | 経営幹部として所属部門やチームを統括し、その業績向上や目標達成のための裁量や責任を担います。 |
メンバーのキャリアパス

- 2020年:業務ハックエンジニアとして、社内業務改善のための要件整理・システム構築を担当。
- 2021年:データエンジニアに転向。データ基盤構築、BIツールを利用したダッシュボード作成および、社内のデータ活用推進を担当。
- 2024年:データインテグレーション課に所属し、社内データ基盤刷新プロジェクトのリーダーとして、Snowflake および Tableauの導入を主導。
- 2025年:RevOpsにおけるデータマネジメントおよび、社内全体のデータ活用推進活動を担当。

- 2022年9月:マーケティング部にインサイドセールス担当として中途入社。
- 2023年4月:マーケティング部 カスタマーサクセス課 インバウンドマーケティング領域を担当。
- 2024年2月:マーケティング部 マーケティングオペレーション課 課長を担当。オペレーションの設計や改善、メールマーケティング、イベントマーケティング領域を推進。
- 2024年8月:ビジネスグロース部 RevOps課 課長を担当。CRM/MAの改善を中心に、セールス、マーケティング、CSなどのオペレーションの改善に携わる。
- 2024年10月:RevOps部 グロースサポート課に異動し、CRMやMAの再構築プロジェクトを担当。
コミュニケーション
よりよいサービスを生み出すためには、メンバー同士が気兼ねなく意見を出し合い、自主的に提案できる環境が大切だと考えています。そのために私たちは、透明性の高い情報共有とメンバー間の交流を重視しています。
情報透明性の文化
チャットツールやBacklogでは極力オープンな場でコミュニケーションをとることを推奨しているため、各部・各チームのやりとりは社内に開示され、誰でもコメントができる状態です。社内の動きが見える化されているため、自分の興味関心領域で課題や意見があれば部門関係なく挙手・提案することができます。フルリモートでも、情報が偏らないように心がけています。
メンバー間の交流
チームの一体感を高めるため、さまざまな交流の機会を設けています。
オフィスギャザリング
四半期に1度のペースで所属オフィスに集まり、普段はフルリモートのため画面越しでしか会えないメンバーと、オフラインで交流を深めるイベントを開催しています。
Small Talk
社内メンバー同士が1on1で気軽に交流できる制度です。オンライン・オフライン両方での実施が可能で、部署を越えた幅広い交流を促進しています。
すごろくトーク
新入社員が早く会社に馴染めるように、すごろくを使ったトークイベントを開催しています。すごろくのマスに書かれたお題について話しながら、自然な雰囲気で他の社員と交流を深められます。
部活動
職種や役職の垣根を越えた交流の場として、さまざまな部活動を実施しています。同じ趣味を持つ仲間との出会いの場になっています。
RevOps部ならではの取り組み
読書会・セミナー開催
RevOpsに関する知識の習得をテーマにしたさまざまな取り組みを行っています。RevOps関連書籍の著者を招いての読書会開催や、RevOpsの要素を取り入れた社内セミナーの開催をサポートしています。
データリテラシー向上のための取り組み支援
データドリブン経営を後押しするため、社員のデータリテラシー向上に積極的に取り組んでいます。具体的には外部講師を招待してのセミナーの企画や、有志による社内勉強会を開催しています。また、情報発信のブログ執筆も奨励し、実例としてSnowflake導入に関するブログを出稿しています。社外イベントへのスピーカー登壇も奨励しています。
働くメンバーの声

大塚 真一郎
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RevOps部 データインテグレーション課
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2017年中途入社
会社の成長に合わせてデータ活用の仕組みをアップデートしていく中で、社内メンバーからのフィードバックが大きなやりがいにつながっています。状況に応じてモダンなデータ基盤を設計できるため、データ分野の技術的スキルを存分に生かせる環境です。リモート環境でも、自社サービスを活用してプロジェクトを管理し、チャットやWウェブ会議を通じて密に連携しながら業務を進めています。
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データ基盤をAmazon AthenaからSnowflakeに移行した話(インフラ編)

佐村 祥恵
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RevOps部 データインテグレーション課
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2017年中途入社
人によって業務の比重は異なりますが、「攻め」と「守り」の両方の仕事ができる点がとても楽しいです。データ分析を通じて事業の成長につながる示唆を提供する「攻め」の側面だけでなく、システム化を通じて社内業務を効率化し、会社の成長を支える「守り」の側面も担っています。非エンジニアの方と会議をする機会が多いため、さまざまな分野の共通言語を身につけることができ、視点や視野の切り替えも自然と身につきました。
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DXの検定試験を受験して気がついた『DXへの階段』の上り方

田畑 剛
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RevOps部 グロースサポート課 課長
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2019年中途入社
RevOps部は、収益プロセスのデータ統合を進め、蓄積されたデータを活用して経営判断を支援する役割を担っています。SaaSビジネスのPayment領域では、収益データの正確性を維持し、ビジネスの成長を支えています。多くの部門と連携しながら業務を進めるため、部門を越えた協力や課題解決に取り組める環境に魅力を感じています。
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「THE REVENUE」カンファレンスに参加してきた#ヌーラボブログリレー2024

M.H
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RevOps部 グロースサポート課
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2022年中途入社
どんな状況でも楽しめるポイントを見つけることを意識しています。それが場の雰囲気を良くし、チームの一体感を生むことがあります。特に部門を越えた協業が多いため、異なる視点を持つメンバーと連携しながら課題を解決できるのがこの仕事の魅力です。そうしてプロジェクトが前に進んだとき、大きなやりがいを感じます。業務ではBacklogやSlackを活用し、リアルタイムで状況を把握できるので安心感がありますね。
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入社したら思った以上に働きやすくてびっくりした話 #ヌーラバーブログリレー2022