サービス開発部
サービス開発部のミッションや役割、業務内容、経験できることなどを紹介します。
目次
サービス開発部のミッション

サービス開発部とReliability Engineering(リライアビリティ エンジニアリング)部では、メンバーが共通の指針を持ちながら働くために、部門独自のミッションを掲げています。そのミッションは「世界中のヌーラバーにワクワクを実装する」です。
私たちは、機能開発や改善を通じて、ユーザーがワクワクする体験を得られるサービスを提供することで、このミッションを形にしています。
ヌーラバーとは、ヌーラボの従業員やユーザーだけではなく、ヌーラボが大切にしている価値観を共有するすべての人々を指します。すべてのヌーラバーと共にヌーラボが目指す働き方やコラボレーションの姿を実現するために、私たちは8つのミッションステートメントに基づいてサービスを実装し、ヌーラバーが磨いてきたワクワクするような価値観を世界中に提供します。
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サービス開発部の役割
サービス開発部は、「Backlog」「Cacoo」「Nulab Pass」など、ヌーラボのプロダクト全体の開発・運用を担っています。業務では、プロダクトの機能開発からインフラ運用まで幅広く対応し、自社プロダクトを実際に使いながら、ユーザー目線での改善に注力しています。
また、セールスやマーケティングと連携しフィードバックを受けたり、エンジニアが自らユーザーコミュニティに参加したりすることで、現場の声をプロダクトに生かしています。安定した運用を基盤に、新しい技術や生成AIを活用しながら、信頼されるプロダクトづくりに挑戦し続けています。
今後の展望
サービス開発部は、「Backlog」「Cacoo」「Nulab Pass」といったプロダクトを通じて、多くのチームの仕事やコラボレーションを支えてきました。これからも、より多くの価値を届けるために、以下の4つの分野に注力していきます。
ユーザー体験の向上
時代とともに「使いやすさ」の基準は変化していきます。そのためヌーラボでは、時代に応じた「誰もが直感的に使えるプロダクト」を常に追求しています。ユーザーから得たフィードバックを反映しながら、改善を重ねています。
マルチプロダクト
「Backlog」「Cacoo」「Nulab Pass」、そして新たなプロダクト同士を連携させることで、ユーザーのコラボレーションを円滑化し、本来の業務やアイデア創出に集中できる環境を提供したいと考えています。マルチプロダクトによって「“このチームで一緒に仕事できてよかった”を世界中に生み出していく。」を実現していきます。
生成AI技術の活用
AIを活用することで、プロジェクト管理や作図ツール、アカウント管理における定型作業を自動化し、業務の効率化を進めます。これにより、戦略立案や新しいアイデアの立案など、ユーザーがより実用的な作業に時間を活用できる環境を提供していきます。
外部サービスとの連携強化
各プロダクトが、日常業務や開発現場で使用されるツールとスムーズに連携できる仕組みを構築します。「Backlog」は他のプロジェクト管理ツールや開発ツールと、「Cacoo」はクラウドストレージやプレゼンテーションツールと、「Nulab Pass」はセキュリティソリューションと組み合わせることで、ワークフロー全体を最適化していきます。
関わるプロダクト
Backlog
タスクを可視化し、チームのコミュニケーションの促進を目的としたプロジェクト・タスク管理ツールです。シンプルな操作性と親しみやすいデザインで、開発者だけでなく、デザイナー、マーケターなど、チームで働くすべての人が使えるのが特徴です。その使いやすさから多くの企業に選ばれています。
Backlogのユーザーコミュニティ「JBUG」では、全国各地で定期的にミートアップを開催し、ユーザー同士でプロジェクト管理のノウハウを共有しています。

Cacoo
誰でも簡単に使える、クラウドベースのビジュアルコラボレーションツールです。チームやプロジェクト関係者のアイデアや作業進捗を、すべてオンラインで簡単に共有し、一元管理できます。フローチャート、ワイヤーフレーム、AWS構成図、組織図など、豊富なテンプレートと機能を備えており、スムーズなコミュニケーションを支援します。

Nulab Pass
ヌーラボの各サービスを利用する際に、組織のセキュリティとガバナンスを強化するオプションサービスです。管理対象アカウントによる統合的なアカウント管理、SAML認証によるシングルサインオン、SCIM APIによるユーザープロビジョニング、組織メンバーの操作を記録する監査ログ機能を提供します。

部門トップメッセージ

ヌーラボでは、エンジニアリング、マネジメント、テクニカルサポートなど、それぞれの職域において、メンバーが自らミッション達成のためのアクションを定義し、世界中のメンバーとコラボレーションしながら実行していくことを期待されています。
生成AIの台頭による業務プロセスの変革など、世界で求められるものは日々変化しています。そのような不確実な環境の中では、組織と個人が共に環境やテクノロジーのトレンドを学び続け、変化に適応していくことが大切です。私たちと共に変化を楽しみ、世界中のヌーラバーに「ワクワク」を実装してくれる仲間をお待ちしています。
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ヌーラボの評価制度におけるコンピテンシー定義の取り組み
組織体制と業務内容
サービス開発部は、プロダクトごとに「Backlog課」「Cacoo課」「Apps課」に分かれています。

Backlog課
プロジェクト管理ツール「Backlog」の開発と運用を担当しています。このチームでは、プロダクト全体を見渡しながら、機能の企画・設計から実装、運用改善まで一貫して携わっています。
具体的には、ユーザーの要望をもとに新機能開発や既存機能の改善、システムの安定性向上に取り組んでいます。自社プロダクトを使いながら課題を発見する「ドッグフーディング」を実践し、技術的負債への対応と新しい価値の提供を両立することも大きな役割です。ユーザーにとって使いやすく信頼されるプロダクトを目指しています。
Cacoo課
ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」の開発と運用を担当しています。ユーザーがスムーズに図を作成し、アイデアを共有できるよう、テンプレートや機能の改善、新機能開発に取り組んでいます。また、クラウド環境や外部サービスとの連携強化を進め、より直感的で使いやすいプロダクトを提供しています。
自社プロダクトを業務で活用しながら、利用者目線での改善を重視し、フィードバックを迅速に反映する開発サイクルを採用。Cacoo課では、国内外の多様なニーズに応えるべく、新しい技術やアイデアを積極的に取り入れながら、チームのコラボレーションを支えるプロダクトをつくり上げています。
Apps課
ヌーラボが提供する全サービスを支える共通基盤の開発・運用を担当しています。認証認可や課金システム、セキュリティ強化機能といったプロダクト共通の機能を設計・実装し、すべてのプロダクトを安全かつ効率的に利用できる環境を構築しています。
特に「Nulab Pass」は、ヌーラボの各プロダクトを利用する際のセキュリティとガバナンスを強化する重要なプロダクトであり、その開発・運用もApps課が担当しています。
業務では、マーケティングチームと協力して、マーケティング施策に必要なシステム構築やデータ整備も担当し、部門を横断した連携にも注力しています。
開発体制と開発環境
開発体制
【開発の流れ】
各チームはそれぞれの特性に合わせて柔軟に開発スタイルを選択しており、スクラムを採用するチーム、ペアプログラミングを重視するチーム、モブプログラミングを積極的に取り入れるチームなど、多様な開発手法を実践しています。開発サイクルは基本的に以下の流れで進めています。
- 中長期的な計画から策定されるロードマップをもとに、各チームで開発機能の設計立案を行います
- ユーザーからのフィードバックや運用で発生した課題を取り込みながら開発を進めます
- 開発完了後は、ステージング環境でのリリースを経て本番環境へとリリースします
- 定期的な改善活動の日を設け、継続的な品質向上に取り組んでいます
【ドッグフーディング】
私たちは、自社プロダクトを自ら日々の業務で活用し、改善を進めていく「ドッグフーディング」という手法を実践しています。これは、ユーザーの視点を深く理解し、より実用的な機能改善につなげることを狙いとしています。
また、開発したものを社内で先行利用することで、本番リリース前に実践的なフィードバックを得られることも、私たちの開発プロセスの強みとなっています。
開発環境
【Backlog課】
- フロントエンド:React / TypeScript / Haxe / jQuery
- バックエンド:Scala(Play Framework) / Go / Perl
- インフラ:AWS
- 開発ツール・CI/CD:Git / Jenkins
- モバイル:(iOS)Swift / (Android)Kotlin
【Cacoo課】
- フロントエンド:SVG / TypeScript / Riot.js
- バックエンド: Go / Java / Node.js
- インフラ:AWS
- ミドルウェア:Kubernetes
- CI/CD:Jenkins / ArgoCD
【Apps課】
- フロントエンド:React / TypeScript / Sass
- バックエンド:Kotlin / Java / Spring Framework
- インフラ: AWS
- ミドルウェア:Kubernetes
- CI/CD:Jenkins / ArgoCD
【全職種共通】
- プロジェクト管理 / ソースコード:Backlog / Backlog Git
- 開発ツール:IntelliJ IDEA / VS Code / Docker(Team plan)
- コミュニケーション:Slack / Google Meet
- ドキュメンテーション:Cacoo / Backlog Wiki / Backlog Document / Google Workspace
- 生成AI:Google Gemini / Azure Chat / GitHub Copilot
サービス開発部で経験できること
異なるフェーズのプロダクト開発に携われる
サービス開発部では、「Backlog」のような大規模なプロダクトから、「Cacoo」「Nulab Pass」など成長期にある新しいプロダクトまで、幅広く携わることができます。
それぞれのプロダクトが異なる課題や技術的要件を持つため、多様な経験を積みながらスキルを磨ける環境です。また、高負荷に耐えうるシステム設計や、クラウド環境での運用など、規模に応じた高度な開発スキルを学べます。
また、各プロダクトが連携することで実現している機能、実現していきたい機能があります。マルチプロダクト環境でそのような連携を実装することにも携わるチャンスがあります。
技術的チャレンジを実現できる
安定したサービス運用の基盤があるからこそ、新しい技術へのチャレンジも積極的に行われています。実際に生成AIを活用した新機能の開発や、最新の開発技術の導入などに取り組んでいる例もあります。提案に妥当性があれば、ボトムアップでの提案を積極的に実現できる環境です。
ユーザーと近い距離で開発ができる
自社で開発したプロダクトを日々の業務で使用する「ドッグフーディング」を通じて、ユーザー視点での機能改善や新機能の企画・開発を経験できます。
また、全国で開催されるユーザーコミュニティのミートアップに開発メンバーとして参加し、ユーザーと直接対話する機会もあります。こうした社内外からのフィードバックを生かした迅速な開発サイクルを通じて、ユーザー視点での開発スキルを磨くことができます。
働く環境
オンボーディング
入社された方がいち早く最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、全社的なオンボーディングプログラムに加え、部門ならではの技術やプロジェクトに特化したトレーニングやサポートを行っています。
オンボーディングでは、Backlogでタスクを管理し、Cacooを使って仕様書のイメージを共有するなど、自社プロダクトを活用しながら学習を進めます。ここでは、バックエンドエンジニアのオンボーディングの一例を紹介します。
バックエンドエンジニアの一例
1週目
チームメンバーとの顔合わせを行い、開発環境の構築からスタートします。その後、メンターのサポートを受けながらSlackで不明点を解決しつつ、Scalaの学習を進めます。
2週目以降
バックエンドのフレームワークについて学びます。具体的には、Play FrameworkのMVCモデルやオニオンアーキテクチャについて理解を深めます。バックエンドの全体像を把握し、使用しているライブラリなどを理解した後に、練習として過去の改修案件に取り組みます。
1~2カ月目
バックエンドの基礎を習得した後は、フロントエンドも同じように学習と練習タスクを行い、実装の流れを理解していきます。入社後1〜2カ月で技術の全体像を把握し、実業務に向けた準備を整えます。
業務タスクへの移行
一定の技術習得が完了し、開発フローに慣れた段階で、実際の業務にアサインされます。
評価制度
評価は、「目標評価(成果評価)」と「コンピテンシー評価(能力評価)および姿勢・態度評価」の2つの軸で行っています。目標評価は半期ごとに設定する個人目標の達成度を評価します。コンピテンシー評価は、職務における能力発揮度を評価し、昇給や昇格の判断材料としています。
キャリアパス
エンジニアには人事制度に基づき、スタッフ、マネジメント、エキスパート、オフィサーといったキャリアパスがあります。専門スキルを磨く道や、チームをリードするマネジメントの道など、自身の志向やスキルに応じたキャリアを築くことができます。また、マネージャーのキャリアに進んだのち、改めてエキスパートとして技術で勝負していくキャリアに変更したメンバーもいます。
スタッフ | 職種に求められる基本的な知識・スキルを生かしながら業務を遂行し、経験を積み重ねるポジションです。 |
マネージャー | 自身の専門分野・担当を持ちながら、部門やチームを率い、プロジェクトの管理・推進やチームメンバーの成長支援を担います。 |
エキスパート | 特定分野の専門性を深めながら、その分野のプロフェッショナルとしてパフォーマンスを発揮し、チームに貢献します。 |
オフィサー | 経営幹部として所属部門やチームを統括し、その業績向上や目標達成のための裁量や責任を担います。 |
メンバーのキャリアパス

- 2009年:ヌーラボ東京支社にエンジニアとして中途で入社。
- 2013年:自社プロダクトTypetalkの立ち上げに携わり、プロダクトの設計や開発を担当。
- 2014年:Typetalkのプロダクトオーナーを担う。
- 2018年:Typetalkのプロダクトマネージャーに転向。
- 2024年:Backlogのプロダクトマネージャーを担当。

- 2015年:ソフトウェアエンジニアとして入社。Nulab Appsの開発に携わる。
- 2017年:Backlogの開発チームに異動。後にBacklogのSRE(Site Reliability Engineering)の役割も担う。
- 2021年:Backlogの開発チームにて、Gitホスティング機能やファイル共有領域の開発・運用をリードし技術的な意思決定に携わっている。
コミュニケーション
よりよいサービスを生み出すためには、メンバー同士が気兼ねなく意見を出し合い、自主的に提案できる環境が大切だと考えています。そのために私たちは、透明性の高い情報共有とメンバー間の交流を重視しています。
情報透明性の文化
チャットツールやBacklogでは極力オープンな場でコミュニケーションをとることを推奨しているため、各部・各チームのやりとりは社内に開示され、誰でもコメントができる状態です。社内の動きが見える化されているため、自分の興味関心領域で課題や意見があれば部門関係なく挙手・提案することができます。フルリモートでも、情報が偏らないように心がけています。
メンバー間の交流
チームの一体感を高めるため、さまざまな交流の機会を設けています。
チームギャザリング
チームごとに不定期でオフラインで集まり、ワークショップやふりかえりなどの議論を通して、チームビルディングを行っています。
テックセッション
不定期で社内向けテックセッションを拠点ごとにオフライン開催しています。業務で得た知見や、自己研鑽で獲得したスキルを、LTなどを通して共有しています。
他にも全社的な取り組みとして、部門を跨いで1on1を行う「Small Talk」や新メンバーと先輩社員がすごろくを使って交流する「すごろくトーク」などの交流の機会があります。詳しくはコミュニケーションページをご覧ください。
サービス開発部ならではの取り組み
Subject Matter Experts(SME)
Backlog課では、業務時間の20%を使い、機能横断的なテーマに取り組む制度を設けています。テーマごとに担当者が指名され、共通インフラの最適化や新技術の導入、セキュリティ強化など、プロダクト全体を改善する活動を進めています。これにより、専門スキルを磨きながら、チームを越えて組織全体の開発力向上に貢献できます。
コミュニティ活動支援
エンジニアのテックコミュニティ活動を積極的にバックアップしています。会社は、社外勉強会やカンファレンスでの登壇を業務として扱い、交通費などの実費を補助します。また、自社のエンジニアが主催・共催するコミュニティイベントへの会場提供やスポンサードを行っています。また、一部のメンバーを海外で開催されるイベントに派遣するなども行っています。
働くメンバーの声

森 洋輝
|
サービス開発部 Backlog課
/
2024年中途入社
エンジニアリングマネージャーとして、日々BacklogやSlackでのテキストコミュニケーションを中心に業務を進めつつ、各種ミーティングにも参加しています。部門を横断して動くことが求められるため大変なこともありますが、他部門のメンバーと打ち合わせを重ね、物事が前に進んでいると実感できる瞬間にやりがいを感じます。また、初めて LT(ライトニングトーク) に挑戦し、発表するスキルが身についたと感じています。ヌーラバーとして、アウトプットを意識する習慣も少しずつ身についてきました。

荻原 利悠大
|
サービス開発部 Cacoo課
/
2020年中途入社
フロントエンドエンジニアとして、札幌からフルリモートで働いています。チームメンバーと直接会う機会は多くありませんが、普段からオンラインでビデオ通話をすることが多いため、距離を感じることはありません。また、各分野に高い技術力を持つメンバーが多く、日々の業務を通じてスキルを磨く機会にも恵まれています。

三浦 祐也
|
サービス開発部 Apps課
/
2023年中途入社
私はバックエンドエンジニアとして働いています。チームにはセキュリティや認証機能に詳しいメンバーが多く、高いレベルの仲間と共に働くことが、自然と自分のスキルアップにつながっています。一緒に社外イベントに参加して賞を受賞したこともあり、それが大きな自信になりました。
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